みんな最善を尽くしてる

みんな最善を尽くしてる

はつおい歯科室べいちょうです。

歯科医師というのは、細かいのでしょうか。
私が細かいから細かい人と良く出会うのでしょうか(笑)

以前勤務していた院長は私なんかよりもっと細かくて、床にゴミが落ちて居ようものなら拾ったり、それを周囲に知らせたり、棚に埃があれば呼び出されて、掃除が行き届くようにマニュアルを作り直してください。仕組化をしてください。と、まぁ細かい。と感じていました(笑)

とは言え私も細かくてですね。床に何か落ちていたり、靴の跡があったりすると取ってしまいたいんですね。先日、お手伝いに行っている医院で張り紙が少し剥がれていて診療を手伝ってくださる歯科助手さんに両面テープを出してもらって直してもらいました。よその医院に行って失礼な奴だと自分でもちゃんと思うのですが、まぁそれはそれとして、「先生細かいですね」とそこでご指摘いただいて(笑)

勤務医時代に鍛えられたのでしょう。床にゴミが落ちて入れば拾う、拾えないなら拾えそうな人に声をかける、汚れていれば拭くか拭いてもらうか、が当然というかそれが出来ないと気持ち悪いというか。普通の人にとってみるとおかしな人なのかもしれません。ですが、患者さんとの関わりも一期一会で、その日その時にお会いする機会というのは間違いなくそれが最後で、次にまたお会いできるかは分かりません。そこへもし、初めて医院に来た人がいたとしたら、その日にゴミが落ちていたとしたら、医院からすれば、たまたま落ちていた、その時だけあったゴミです。が、初めて来た人からすれば「汚い医院。」それだけです。でも、汚い…と思った所へ「ごめんなさい!」と足をどけてでも、時にどいてもらってでも、それを掃除が出来たら、「キレイにしている医院」に変わるかもしれません。勤務医時代に学んだ事を偉そうに書いてますが。

とまぁそんな事は言われなくても分かっとるわい!と思う方が多いかもしれませんが、患者さんに動いてもらってでも掃除をしようと言う人はかなり少ないですね。遠慮と配慮の勘違いという奴で。患者さんに動いてもらうなんて申し訳ない…と思ってしまうのかもしれませんが、汚い空間にいさせる方が申し訳ないですよね。やらない理由をひねり出して遠慮するんですね。その方が楽なんです。自分が。敬語や所作が間違っていても指摘してくれる人はいないと思います。指摘する事で相手が嫌な気持ちになるんじゃないか?なんて思います。私も思いますが、伝えます。だって間違ってる事を言わないなんてかわいそうじゃないですか?これも遠慮しているんですね。自分が嫌われたくないし、その方が楽だから。
どんな風に言おうかな?いつどんな時に言おうかな? やり方を考えるのが配慮です。
やらない言い訳が遠慮です。そんな事も、前の医院で学んだ事で。

偉そうに言って、必ず出来るわけではありません。一度言って諦める事もたくさんあります。それはもう、自分の中で「遠慮いたします」と目と口を閉じますね苦笑

ここでやっとタイトルに戻るのですが「みんな最善を尽くしている」という言葉で。
またこれも勤務医時代の院長がよく口にしていました。みんなその時にそれが良い、と判断をして、最善を尽くしているんだ。とそういう事で。立場や知識、考え方、などなどみんな違って、それぞれに最善をつくしていると。もし何か不具合があるのなら、やった行為ではなく、やる又はやらないと判断した考え方に焦点を当てないといけません。それが良い方向に、力を併せられればいいよね。

遠慮と配慮、勘違いしてないかな?誰の為に仕事をしているんだろう。誰かの為になる仕事だけが社会に必要とされる仕事だよ。最終的に自分の為になる必要があるけど、自分以外の誰か・何かの為にした仕事が、その仕事の価値と量が、報酬として自分に返ってくるんだよ。目の前の “楽” が一番困難な道につながってるよ。と、そんな事をいちいち言っていたら宗教家に成れそうですが、そんな風な事を考えているのでした。

とは言っても、私は楽をすることが大好きです。同じ成果が出るなら楽な方法が一番です。サボれるならサボれるに越した事はありません。よく「大変だね」とか「苦労人だね」とか言われるのですが。実はぴんと来ていません(笑) 忙しいし大変だし、苦労はするけど、それが一番楽なので。と、そんな事は口にしませんが、そんな風には考えています。

書き始めると終わらないので、バッサリと終わります!いつも変な独り言を読んでくださる方、ありがとうございます!

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