施術中に思い出した自分の親知らず

施術中に思い出した自分の親知らず

2024年11月14日

はつおい歯科室べいちょうです。

私の母は歯科医師で、はつおい歯科室の院長でした。
母は東京の武蔵野市にある赤十字病院で歯科口腔外科に勤めていました。

私はむし歯などがなかったので、治療を受けたのは、抜歯ばかりでした。
幼少の頃から、突然「抜くよ」と言われて乳歯を抜歯してもらった事が思い出されます。
子どもの目から見る麻酔はものすごく大きく恐ろしかったですね。

大人になって、また突然「抜くよ」と医院に連れていかれ、親知らずを抜歯してもらいました。
休みの日に母と二人。私は右手に手鏡を持って左手にバキュームを持って、自分の口の中を見ながら、自分で水しぶきと血を吸いながら、抜いてもらいました。当時のレントゲン写真、見てみたいですが、母曰く、こんなに抜きにくいなんて、手古摺らされたわ、という様な事を言っていました。

そんな事を親知らずを抜歯していて急に思い出しました。
そんな母ですが、もうすぐ命日。もう3年です。当時、横浜で勤務していた私は母の診療を少しだけ引き継いで、水曜日診療後の新幹線で浜松へきて、木曜の診療を終えてまた横浜へ帰るという様な事をしていました。一緒に働いてくれていたみんなが「急げ」と送り出してくれたり、近所の方が朝ごはんとお弁当を持ってきてくれたり、当時のスタッフの方にも助けていただいて。色々な事が思い出されます。
当時の母は東京と浜松で診療をしていて、こんな働き方じゃ病気にもなるわ。などと思っていましたが、今の自分を見てみると、同じような働き方をしていますねぇ。でも苦しいどころか楽しくて。母もそうだったのかなと、今更に思いますが、答えは返っては来ませんね。3年経ちますが、どんなふうに見てくれているのでしょうか。

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