ハンドパワー?

ハンドパワー?

はつおい歯科室べいちょうです。

「先生に診てもらうと治るんです!」と言われまして。「ハンドパワーですかねぇ?」と戯けてお答えしたのですが。

先生と呼ばれる人には少なからずこういった体験があるのではないでしょうか。以前ですが「先生の顔を見ると痛みが治まるの」と医院に来てくださる患者さんがいました。治療をしても200円くらい、治療をしないで挨拶をして帰ることも。高齢の方で、いつも来る時・帰る時とタクシーなものですから、交通費が心配になリました。

「痛くて予約したんだけど来たら治っちゃったかも」という方には高い頻度でお会いします。これは私のハンドパワー!ではなくて、心の作用なのだと、私は思っています。心配する・安心するという不安感の波があって、警戒心が高まると痛み閾値が下がって(痛みを感じやすくなって)、警戒感が薄れると痛み閾値が上がって(痛みを感じにくくなって)、という事が起こるのだと思います。

なので、安心していただけているんだな。という私の安心感はある訳です。私のハンドパワー説も残しておきたいですが笑

ただ、痛みの原因は取り除けていないわけで、逆にいうと原因が探しにくくなるところがあります。明確な痛みがないですから、お話からの推測になりますから、腕は試されますね。

雨の日や寒い日などは痛みを感じやすくなると言われています。「古傷が疼く」というやつです。私たちの感覚というのは非常に不可解です。痛みを感じている時間が長いと、原因の刺激がなくても神経が痛み信号を出すことが知られています。怪我をしてから関節が痛む、歳で腰が痛い、などの慢性疼痛の中には、原因がないのに痛みを感じている場合もあるそうです。原因がなければ、先生も「大丈夫だねぇ」と言わざるを得ないです。ただ、ストレッチやマッサージなどで稼働範囲を広げたり、痛みの無い範囲を学習することでこの痛みも改善してくるそうです。

その他に…私、実はレイキヒーラーの資格を持っていまして。いわゆる「手当て」と言われる療法で、手をかざすと治るという不思議な世界です。私は信じられないけど信じている、変な立ち位置で。歯科医師ですから、全く手放しで信じる訳にもいかないのですが、私がレイキを受けて痛みが取れた経験もあり。本当に不思議な世界なんです。

現代医療は西洋医学が元になっていますが、東洋医学も見直されている部分があります。漢方や鍼灸も認知度が高いのでは無いでしょうか。ちなみにですが、歯科医師は歯科治療に関する限りにおいては鍼灸が可能なのです。鍼灸を習っていて、実習で鍼を刺した事もありますし、家庭で鍼治療をやってみたこともあります。不思議な世界ですね。

人の身体もまた不思議ですから、西洋医学だけでも、東洋医学だけでも、もしかしたらその両方でも完全では無いのかもしれません。自分の知識は万全で万能だ!と思うことは怖いことです。私の性質で、もっと良い方法はないかな、もっと楽な方法はないかな、全然違う手段はないかな、という事をずーっと考えてしまうものですから、色んな事に手を出しております。いつの日かハンドパワー!で治せるようになると良いのですが。ですけどやっぱり、安心してもらえるように日々研鑽。毎日毎日、コツコツの積み重ねが一番の近道でそれ以外にはなさそうですね。

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