はつおい歯科室 べいちょうです。
今月のニュースレターに書いたのですが、手紙のお話で。
先日、ゴスペルのワークショップで出会った方が三線に興味がある!との事で少しだけ三線の紹介をさせていただきました。その時に手土産をお持ちいただきまして。貰い物をいただくのはとても嬉しいです。お気遣いをいただいて、わざわざ足を運んで選んで買って、お持ちいただいた訳ですから、大変な労力のかかるものです。その方も経営者の方ですから、忙しい時間を縫ってお持ちいただいた訳ですから、本当に嬉しい事です。
いただき物をすると何かお返しを、と考えますが、それもなかなか難しく、何かの機会にそれはするとして、まずはお礼のご連絡を、と言うのは社会的にはマナーなのかな、と。そこで、マナーを守ろうとすると定型文で送ることになってしまって、何だか味気なく。
そんな経緯で、何か嬉しい事があった時には写真を撮ってありがとうを伝えるようにしています。
今時、手紙というのは珍しい手段になりつつありますから、喜んでくださる方が多いです。
三線を紹介させていただいた方からは喜びのメッセージと、平和のために出来ること!とまた嬉しいメッセージをいただく事ができました。
また別の方のお話で、被せ物や入れ歯を作らせていただいて、とても喜んでくださった方がいらっしゃいました。私も嬉しくて、「写真を撮らせてもらえませんか?」とお願いしました。
詰め物や被せ物、入れ歯は 歯科技工士 という国家資格を持つ専門家の方に作っていただきます。私たちはその仲介のような立場です。歯科医院で型取りをした後は、模型を作って歯科技工士さんへ送って、製作してもらうのです。
その患者さんからは「人生が変わります」とまで言葉をいただいたので、それが嬉しくて、患者さんとのツーショットを歯科技工士さんへ、感謝のメッセージと、いただいた言葉を添えて、お葉書を出しました。
患者さんが「良いですよ!」と応えてくださった事も嬉しいのですが、技工所の所長さんから「感激しました!」とお電話でお礼をいただけて、担当の歯科技工士さんへも感謝を伝えてくださるそうで、本当にありがたいですね。
歯科技工士さん達は患者さんの為に色々なものを作ってくれますが、患者さんに対面できる機会はほとんどありません。実は歯科医師とも対面する機会がほぼありません。そんな中で依頼をこなしてくださる専門家の方々です。ありがとうと祈っても伝わりませんが、形になると気持ちが伝えられますね。
写真を撮る機会は子どもの頃のフィルム時代からは格段に増えました。子どもの頃は気軽にシャッターを押して「無駄遣いするな!」と怒られたものです。今ではデジタルデータで制限も無いようなものですね。
写真が気軽に撮れるようになったからこそ?写真をプリントアウトする機会は減ってしまったのかもしれません。人間の目は不思議なもので、感情や知識によって見えるものが変化します。やっぱり実物にはデジタルは勝てないのかもしれません。
DXの時代、だからこそ、アナログで非効率なものが喜ばれるのかもしれませんね。
人に喜んでもらえること、それは世界平和への第一歩。かもしれない。