ほうれん草とポパイ

ほうれん草とポパイ

はつおい歯科室べいちょうです。

ポパイ・ザ・セイラーマンという人がおりまして。
と言うと通じる人は殆どいないかもしれません。
かく言う私も世代ではありませんが、小さい頃にほうれん草を食べなさいと母から言われる時に「ほうれん草を食べるとポパイみたいに強くなる」と言われた事を憶えています。が、母もポパイ世代では無いのではないかと思うのですが。

本題はポパイの話ではなくて。
報連相です。「報告・連絡・相談」社会人の基本の㋖ですね。
信頼関係を気づくために必要と、昔から言われていると思います。
私はボーイスカウトに入っていましたが、小学生・中学生の当時から報連相は大切と言われました。
私の父は家父長制を少年であった私に懇々と説いてくださる方で、「家長への報連相は義務だ」とおっしゃる様な人でしたから、家庭でも“義務付けられて”いました。

まぁ複雑な事情ですが、今考えると大人になってそれは活きるもので。報連相は特に苦のない通常業務であって、信頼関係を気づくうえで必要不可欠で最小限のスキルと認識しています。

常識とも思える様な事は伝える事が大変なように思います。基準が違っていて、「やっている」と言われても言い訳なのか、本当に“やっている”つもりなのか、分からないものです。しかし基本は、無線のやり取りで。無線を受け取ったら「受け取った」と伝えないと伝えた側には分からない。という事で。やはり相手の立場や気持ちを考えられない人には難しいのかと思ってしまう事もありますね。

鋏を渡す時には刃側を持って、受け取る人が持ち手を持てるようにするのは、私にとっては当然でも、世の中には自分が持ち手を持って刃側を相手に向ける人もいるんだな。とそんな事で。これが例え話である事が伝わらない人も中にはいるわけで。

ポパイがどの時代の水兵さんかは知らないのですが、艦隊では旗艦から旗信号を出したり、ライトや無線でモールスを送って、近いときには赤と白の旗を使って、色々な方法でやりとりをしていた訳で。陸での戦いでは、旗、音、煙、やはりあらゆる手段で情報伝達をしていた訳です。それはそれが大切で、いざという時に命取りになる訳で。大きな艦隊であればそのミスが数千・数万の命を海の中になげうつ結果になり、それをきっかけにして日本全土が火の海になるかもしれない。だからこそ命を懸けて言葉をやり取りしていた訳ですが、いまこの日本で、言葉の大切さや報連相の大切さを説いても、伝わる人はいないのではないかと絶望する瞬間もありますね。

私がほうれん草が好きなのは、母のおかげか、ポパイのおかげか。マッチョにはなっていませんが、大人にはなってきてる気がします。

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