はつおい歯科室 べいちょうです。
先日、接遇研修をお願いしている
石黒真実先生 と打ち合わせをしていた際に、
ふと出てきた言葉がありました。
それが
「学生と社会人の違い」 です。
4月に石黒先生のご指導で接遇研修を受講しますが、
その準備段階での何気ない一言でした。
その言葉を聞いたあとで、
「自分はこれを意識したことがあっただろうか?」
という疑問が、あとから湧いてきました。
目次
■ 長すぎた学生時代
私は、
- 駒澤大学 法学部(4年)
- 日本大学 松戸歯学部(5年)
- 鶴見大学歯学部附属病院(臨床研修1年)
と、かなり長い期間、学生を続けてきました。
もちろん、小・中・高も含めれば、
大変に長いモラトリアム的な人生です。
■ 歯学部は「学生」だけど「職業人の予備軍」
ただ、歯学部という場所は少し特殊です。
歯科医師になるための学校で、
どちらかと言えば 職業訓練校に近い。
入学試験の段階から
「歯科医師になったら」という小論文があり、
入学初日から「歯科医師として」という言葉が飛び交う。
学生でありながら、
常に「働く自分」を想像し続ける環境でした。
国家試験に合格すると、
歯科医師臨床研修 という1年間の研修期間があります。
歯科医師として働きながら、
歯科医師になるための研修を受ける。
なかなか不思議な期間です。
お給料をいただきながら、
専門知識を学び、
器具や機材も使わせてもらえる
(“使い放題”と言うと怒られそうですが)。
今振り返ると、とても恵まれた制度です。
■ 「学生」から「社会人」へのスロープ?
この臨床研修があるから、
歯科医師は
「学生から社会人への移行」が
段差ではなく、スロープのように進めたのか。
……そう考えましたが、
どうもそれも違う気がします。
繰り返しになりますが、
私が勤務していた医院は、色々と特別で(笑)。
洗脳があったのかもしれない。
……それも、しっくりきません。
■ もしかして、今も学生気分?
極端な話、
私は今も学生気分なのかもしれません。
勉強会だ、研修会だと、
今でも頻繁に出かけていますし、
あまり後先を考えずに動き回っている。
「社会人になった」という自覚は、
どこで生まれるのでしょう。
■ よく言われる「学生」と「社会人」
学生と社会人は、よく対比されます。
- 守られる学生 / 守る社会人
- 責任を負えない学生 / 責任を負う社会人
- お金を払ってもらう学生 / お金を稼ぐ社会人
- 努力が評価される学生 / 結果を求められる社会人
- 時間を費やす学生 / 時間を生み出す社会人
確かに、そう見えます。
ただ、これを
「学生」を「会社員」に置き換えても、
成立しそうな気もします。
■ 「名札だけ社会人」にならないために
だからこそ、学ぶ必要があるのかもしれません。
「会社員」という名札だけをもらった
“学生さん” にならないために。
社会人に成るには、
自分を反対にひっくり返すような気概が
必要なのかもしれません。
そこでうまく切り替えられないと、
一生かけて“代償”を払うことになる可能性すらある。
■ 今時の若者は大変そうです
もっと言えば、
“今時の若者”は大変です。
ハラスメントの話題で煮立つ世の中で、
教えることも、教わることも、
「お気持ち」次第。
経過や結果、将来よりも、
まずは“お気持ち”が優先される時代です。
■ 「社会人」という言葉の違和感
そもそも「社会人」という言葉自体に、
どこか学生感があります。
学生的な相手にしか、
「社会人として」という言葉は使われない気がします。
- もでもだってな言い訳名人
- 責任転嫁の大師匠
- 自称有能なクレーマー
- 新人評論家
こういう人と話していると、
「社会人として」という言葉が
自然と口に出てきます。
■ 選択肢は、いつも複数ある
もし上司が、
あなたに向かって「社会人」という言葉を使ったなら。
それは
自分を振り返る良い機会かもしれないし、
「パワハラだ」と主張する
絶好の機会かもしれません。
選択肢は、いつもたくさんあります。
だからこそ私は、
なるべく「楽でない方」を選びたい
と思っています。


