はつおい歯科室べいちょうです。
最近、本がなかなか読めません。
時間が無いとかではなく、私の集中力の問題です。
本を読んでいると、他の事を思い出して、いつの間にか違う仕事や作業を始めていて
あれ、どこまで読んだんだ?という事がしばしばです。
本を読むのは座禅を組むような瞑想の効果があるそうで、本を読みたいと
思いはするものの、ついつい後回しにしてしまいます。
積読は得意です(笑)
一方で、セミナーは申し込んだら受けるしかないので開き直ると言いますか。
受けないのも迷惑がかかるし、受けると言っても数時間が多いですからね。
家で受けられるセミナーが増えた分、会場受講は特にありがたいと言いますか。
やはり家で受けると、他の事が頭に浮かんで集中しきれない感があります。
オンラインで何でも受けられるメリットと、自分の集中力の問題と、難しいバランスです。
と、いう事で色んなセミナーを受けたりするわけですが、先日飲み屋さんの大将が私のカレンダーをみて「予定ありすぎでしょ」って驚いていました。
医院の予定も入れているし家族の予定も入っているので、確かに開いている日はありません(笑)
空いていればセミナーを入れたりToDoを消化したりなので、やっぱり埋まります。
なんでそんなにセミナーを?とよく聞かれるのですが、私としては単純に楽しいじゃん!という気持ちと、焦りの様な気持ちがあります。勤務医の頃は他のドクターからチェックを受けたり衛生士さんからもチェックではないにせよ監視?がありました。しかし院長になると、勤務医もいませんしドクターは一人です。衛生士さんも、全部言ってもらえるか、分かりません。このまま何年も自分の“お城”で胡坐をかいていたら…大変な事になってしまうのではないか…。という自分への焦りと言うか、危機感で。
正直な話、どの仕事においても、仕事に慣れて上手になっていく人と下手になっていく人がいます。治療に慣れて、新しく挑戦したり学んだり上り階段を目指す人と、手の抜き方やごまかし方、口の動かし方を学ぶ下り階段を目指す人と、います。怖いのは、自分だけでは進んでいる方向が上りなのか下りなのか明確でない事で、周囲の環境や師事する人によって、知らないうちに進んでいる事です。
非常に抽象的に書いていますが、そういう人の話をたくさん耳にしますし、目にもします。自分はこうでありたい、こうではありたくない、と思っていても、本当にそれが合っているのか、私は凄く不安です。
しかも忙しい時って自分を見つめられないですよね。ただ“こなす”ようになるともう下り坂です。忙しい環境を作らないという技術も大切ですが、忙しい時に飲み込まれない様に注意深くありたいなと、そんな事を思っていたらどんどん忙しくなっちゃった、という落ちではありますが。
要は自分の不安を解消するには本を読むかセミナーを受けるしかないと私は思っていて、本を読むのが最近できないからセミナーで埋まるんだよね。とそんな話でした。