灯台下暗し

灯台下暗し

はつおい歯科室のべいちょうです。

人の「視界」や「視野」というのは、本当に不思議で優れた機能を持っています。
夜空を見上げると、月が大きく見えたり、冬にはオリオン座や冬の大三角がくっきりと輝いて見えます。
ところが同じ景色を写真に撮ると、「あれれ?」と思ってしまうほど印象が違って見えます。

これは、私たちの目と脳がその時々の**環境や感情に合わせて“見え方を補正している”**からだそうです。
美しい月を見たいと思えば、脳が勝手に“ズーム”してくれる。
でも写真にはその補正が入らないので、急に月が小さく写ってしまう──そんな不思議なギャップが生まれます。


灯台下暗し──近すぎるものほど見えない

「灯台下暗し」は、身近なものほど案外気づきにくい、という意味のことわざですね。

距離が近いだけでなく、心理的に近しいものもまた見えにくくなります。
家族への感謝、同僚への感謝、そして最近よく考える“自分自身への感謝”もそうです。

さらに、“遭遇頻度が高いもの”も同じことが起きます。
床の小さなゴミやシミは、毎日見ているうちに視界から消えていきますし、逆にテレビCMや広告は、回数を重ねられると警戒心が薄れて好意すら持つようになる──そんな心理効果もあります。


高性能すぎる私たちの目と脳

私たちの「見る力」はとても優秀ですが、ときに錯覚を生み、誤解を招き、時には“自分自身をだましてしまうほど”高性能です。

ぼーっとしている間に、

  • 見えるべきものが見えなくなったり
  • 避けるべきものを好きになったり
  • 愛情を向けるべき相手に気づけなくなったり

そんなことが起きてしまうのも、この補正機能ゆえなのかもしれません。


灯台の下を照らすために

私たちの能力は、うまくコントロールできない“超能力”のようなものです。
完全に扱いきることはできなくても、その特性を知っておくことはできます。

知らず知らず暗くなりがちな「灯台の下」を照らすための懐中電灯として、
知識と小さな行動を持っていたいものですね。

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