
ビムラー矯正(小児矯正)
Orthodontics for Kids
~小児矯正とは~
成長を利用しながら望ましい発達と咬合を促す矯正をいいます。
矯正では歯を並べる事に目が行きがちですが、歯が並ぶための顎骨が同じくらい大切です。小児矯正では顎骨や周囲の筋肉の発達をも促しながら歯並びを整える事が出来るのが小児矯正です。
NeO-Cap. System®
NeO-Cap と N-Bimler 2つの装置だけで小児矯正を行うのがNeO-Cap. System®です。
NeO-Capは口の空間を広げる事でより自然な発達を促してくれます。N-Bimlerは口腔周囲の調和を取りながら悪癖を取り除くことで、本来の発達を促します。口の周りの筋肉が発達する事で体が自然に、本来の歯並びに整えてくれるのがN-Bimler装置の特徴です。
歯並びだけでなく、噛み合わせ・口の空間・周囲の筋肉を網羅して治る事が期待できるのがNeO-Cap. System®の魅力です。
NeO-Cap. System®の 〇 メリット 〇 ✕ デメリット ✕
〇 むし歯になりにくい 〇
装着が夜間だけなので清掃が比較的簡単で保護者の管理もしやすい状態で装着する事が出来ます。
(※状態により日中の装着が必要になる場合があります)
〇 痛くない 〇
「矯正」には「痛い」がつきものですが、NeO-Cap. Systemでは痛くありません。調整の加減で痛みが生じる場合には痛みが無い様に調整するほどです。
〇 矯正中と分からない・分かりにくい 〇
矯正をされる方の中には、「周囲に知られたくない」という要望が珍しくありません。NeO-Cap. Systemは大きい装置の装着が夜間だけ。日中は外しておくことが可能です。
(※状態により日中の装着が必要になる場合があります)
〇 後戻りがない 〇
外力によって歯を並べる矯正とは異なり、体が調和した結果歯並びがよくなるNeO-Cap. SystemⓇでは後戻りがありません。
✕ 本人とご家族の協力が不可欠 ✕
装置を使用しなければ当然ながら効果はありません。
ご本人・ご家族の協力が必要不可欠です。
小児矯正の開始時期
上の前歯2本、下の前歯4本が大人の歯になった頃が最適です。
7歳前後、小学1年生から2年生の頃がこの時期です。
歯の生える速さはお子さんによって大きく異なりますので不安な時はご相談ください。
※当院ではビムラー矯正のみを行います。対象外と診断した場合、恐れ入りますが、矯正を専門とされている歯科医院へのご紹介をさせていただきます。
ビムラー矯正が得意な治療
〇反対咬合
下の前歯が上の前歯より前にある噛み合わせです。Neo-Capが空間を広げてN-Bimlerが周囲の筋肉を活発化させてくれるため自然に改善が見込めます。
〇開咬
奥歯が噛んだ状態で前歯が開いている噛み合わせです。指しゃぶりや飲み込む時に舌ベロを出す癖などが原因で生じます。N-Bimlerはガードがついていて、悪癖と呼ばれる指しゃぶりや舌突出嚥下を防いでくれます。
〇過蓋咬合
上の前歯で下の前歯が隠れる様な噛み合わせです。将来的に出っ歯になり前歯を失うリスクが高まります。Neo-Capが奥歯の空間を作ってくれることで解消することが出来ます。
院長より

多くの患者さんを治療させていただいていて、つい思ってしまう事が有ります。それは「もし歯並びが良かったら…」「もし噛み合わせを治せていたら…」です。
むし歯も歯周病も、歯並びと噛み合わせによって生じる事が少なくありません。もし子どもの頃に矯正が出来ていたら、治療しなくてもよかったのに、抜かなくてよかったのに。そう思ってしまう事が、少なくありません。
歯並びは見た目だけでなく、咬合力負担の均一化や清掃のしやすさ、そもそもの汚れ易さ・汚れ難さ、歯ブラシのしやすさ等、歯を維持する事に非常に大切です。歯並びとそれを支える歯ぐき、頬と舌の筋肉や動かし方、呼吸の癖、嚥下の癖など色々な問題が中年期以降に現れ、その後に誤嚥性肺炎やオーラルフレイルなどの問題へとつながっていきます。
NeO-Cap. SystemⓇは歯並びだけでなく、口腔周囲の発達・機能の協調を助ける矯正方法です。近年、軟食化が進んでいると言われ、口腔発達の遅延や低下が危惧されています。その結果として歯列不正の増加と齲蝕・歯周病の増加が懸念されています。歯並びに加え口腔周囲の成長促進と発達を図ることが出来る矯正治療NeO-Cap. SystemⓇはお子様の中年期や、その後も見据えた矯正治療です。

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