はつおい歯科室べいちょうです。
スタッフで顔ヨガ受講を打診中です!
笑顔は人を安心させますね。日本人は「目は口ほどにものを言う」と言いますが、最も表現力があるのは口と言われています。一番大きいパーツですし、ダイナミックな動きができるのも口ですよね。
なのですが、私たちの様な医療系・介護系の人、飲食店の厨房など、マスクを強要される人がいたり、中にはマスクをしないと外出できない、と言う方までいるそうです。特にコロナの頃にはマスクが標準化されて、同じクラスの学生の素顔を見た事がない、と言う事まで起きたと聞いています。
子どもにもそれは広がっていて、保護者・保育者の顔が見えないことが子どもの発達に影響を与えているのではないか、と言う話が一時期トレンドに上がりました。今でも講習会などではその話が上がる程度に、若い世代の表情がない、と言われています。
先に書いたように、海外では口で表情を表現する事が一般的で、言葉が通じない事の方が多い多言語国家では表情だけが共通言語とされるほどです。そんな中で日本人は表情的には鎖国の道を辿っているわけですね。
表情は顔と頭、首や肩の筋肉を使って作られます。内部的には舌や喉の筋肉も使用して表情と、感情を表現してくれます。表情を作るには筋トレが必要になるわけです。「笑すぎて顔が痛い」と言うこと、ありませんか?あれは表情筋が感情に追いつけていない状態、と言えるかもしれません。
表情は表現力ですが、筋肉と神経がその下地です。使わなければどんどん細くなってしまいます。今のティーンネイジャーが70歳80歳を迎える頃、自然に筋肉が増えることはまず無いでしょう。少なくなる事は容易に想像ができます。筋肉が減ってしまうと、しゃべる力、食べる力、飲み込む力、が衰えてしまいます。結果的に想像されて、今歯科医師や小児科医、栄養士なども危険信号を出しているのが、将来的な誤嚥性肺炎やフレイル・オーラルフレイルなどの深刻化です。
顔筋を鍛えよう!と言ってもピンと来ないかと思いますが、私たちはそれをすごく危惧しているのです。なので、まずは自分達から学べないかな!と言うところで相談中の報告でした。
将来的には、当院で患者さん向けに顔ヨガなどのミニ教室が出来ないかな?とか、考えています。
そもそものきっかけはスタッフの縁者ではあるのですが、全く別のセミナーの様子を見させていただいた時に、zoomの画面だったのですが、笑顔が素敵だったんですね。スマホで見ていたので小さな画面で、しかも何分割もされたさらに小さい区画で、笑顔がはっきりと見えて素敵でした。笑顔は人に安心を伝えるだけでなくて、好意を伝えたり感謝を伝えたり、たくさんのポジティブな感情を伝えてくれます。
私たちの様なマスクをしていて表情を隠してしまう職業には、そんな笑顔が必ず患者さんの安心につながると、思うのです。