身を置く環境の大切さ

身を置く環境の大切さ

はつおい歯科室 べいちょうです。

最近、「環境」というものを強く意識する出来事が続きました。
人はよく「意志が大事だ」「気持ちの問題だ」と言いますが、
実際のところ、人の行動を決めているのは“環境”の方が多いように思います。


意志よりも、環境が人を動かす

たとえば朝の出勤。
自分ひとりだとついゆっくりしてしまうのに、
誰かがすでに動き始めている空間にいると、自然と身体が動く。

「やる気が出た」わけではなく、
ただ「そういう空気の中にいる」だけで変わってしまう。
人は自分の意志で動いているようで、
実際は環境に引っ張られている部分が大きいのです。


成長できる環境は、居心地の良い場所ではない

成長を感じる環境は、必ずしも居心地が良いとは限りません。
少し背伸びをしないと届かないところ。
自分より少し前を走る人がいる場所。

最初は苦しくても、
その中で呼吸を続けていると、
気づけば自分のリズムも変わってくる。

「頑張ろう」ではなく、「合わせよう」と思える環境。
その力は大きいですね。


環境が人を止めることもある

反対に、環境が人の動きを止めてしまうこともあります。
「これくらいで十分」「無理しなくていいよ」と言われ続けると、
いつのまにか足が止まってしまう。

それは優しさのようでいて、
時に人の可能性を奪ってしまうこともある。
環境は“育てる”こともあれば、“鈍らせる”こともある。

だからこそ、
「どんな空気の中で過ごすか」を意識することは、
思っている以上に大切なのです。


環境は「与えられる」ものではなく「選び取る」もの

環境というと、
職場や人間関係など“外側のもの”を思い浮かべがちです。

でも本当は、
毎日どんな言葉を聞き、どんな人と関わり、どんな時間を過ごすか――
その一つひとつが、自分の環境を作っています。

つまり環境は「与えられるもの」ではなく、
自分で選び取るもの
そして、選んだ環境がまた自分を形づくっていく。


おわりに

私自身、医院という環境をつくる立場として、
このことをよく考えます。

スタッフにとって、ここが「成長できる場所」になること。
患者さんにとって、ここが「安心できる場所」になること。
それが両立する空間でありたいと思っています。

身を置く環境を変えることは、
人生の速度を変えることでもあります。
だからこそ、一番には、自分が身を置く場所を、
そして自分が誰かにとっての環境になるということを、
大切にしていきたいですね。

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