3月15日の出来事 歌

3月15日の出来事 歌

はつおい歯科室 べいちょうです。

3月15日(日)、アクトシティ浜松の大ホールにて開催された「浜松交響楽団 創立50周年記念・第100回定期演奏会」に参加してまいりました。

今回は記念イベントとして、「第九(ベートーヴェン交響曲第9番)を市民と歌いましょう」という壮大な企画がありました。 私は「浜松合唱団」に所属していまして、実は当合唱団は浜松交響楽団の下部組織にあたるそうで(恥ずかしながら最近知りました)、今回は主催側の立場での参加となりました。 とは言え、私も合唱団に加入したばかりで、まだ大したことはできていないのですが。

私にとって、第九を歌うのは人生で2度目です。 大学生の頃に一度歌って以来……あれは何年前なのでしょう。恐らく20年近く前だと思われます。でも不思議なもので、メロディや感覚は意外と覚えているものですね。

私は「テノール」という、男声の高い方のパートを担当しています。 第九のテノールパートは、とにかく**「ラ」の高音**が頻出します。五線譜のさらに上に一本線が足された、高い音です。 この「ラ」の音で、フォルテ、フォルテッシモと強く大きく歌い上げるというのは、本当に喉がちぎれそうになります(笑)。 当時はスッと出ていたはずの音が上手く出せず年齢を感じつつ、周りの方も苦戦していたり、中には「もう10回以上歌っている」という猛者がいたりと様々でした。

それでも、その「届かなそうで届く、絶妙な限界突破感」が、歌っていてたまらなく癖になるのです。

昨年の9月から練習を始め、初めて出会う人達と声を合わせるというのは不思議な体験でした。月2回ほどの練習を半年間続け、総勢268人の合唱団全員が集まるのはなんと「本番のみ」。当日は心臓が飛び出るほどドキドキしました。

前日のリハーサル、当日のリハーサルと重ねるたびに、歌声は強く繊細にまとまっていき、本番のステージはまさに一番の感激でした。

歌を歌う時にいつも思うのが、**「あっという間」**だということです。 合唱団の先輩方が多大な準備をしてくださり、半年という長い期間をかけて練習をしてきました。 一方で、本番の第九(第四楽章)は、たったの20分から25分程度で終わってしまいます。本番直前に舞台裏で待機していた時間の方が、長かったかもしれないくらいです。

そんな「あっという間」の出来事なのに、終わった瞬間に心から「歌ってよかった」と思えるのが、音楽の不思議な所です。 歌い終えて舞台から降りると、268人全員が自然と笑顔になっていました。まさに感無量。 特に第九は、高い音も低い音もあり、強弱も曲調もテンポも目まぐるしく変わるため、余計に達成感が大きいのかもしれませんね。

さて、アンコールでは少し面白いハプニング(?)がありました。 **「浜松市歌」**を歌ったのですが、マエストロがお客さんに「皆様もお立ち下さい」と声をかけて歌い出したものの、客席で一緒に歌って下さった方はほぼいなかったようで……(笑)。

終演後、マエストロが**「強制的にスタンディングオベーションさせたみたいで、それはそれで良かったね」**と笑っておっしゃっていて、とても面白かったです。 客席でも「えっ、浜松市歌なんていうのがあるのね?」と少し動揺が起きていたそうです。

それもそのはず、浜松市歌は2007年に制定されたもので、まだ20年も経っていません。聞きに来てくださるクラシックファンの方の年齢層を考えると、ご存知ないのも自然な事です。 でも、機を見て折を見て、こうして歌う機会を作る事で、少しずつでも音楽が広がっていくのは何だか嬉しいですね。

私たちが所属する浜松合唱団では、6月の定期演奏会でもこの浜松市歌を歌います。 さらに、あの有名な**『大地讃頌(だいちさんしょう)』**を会場の皆さんと一緒に歌いましょう!という企画もありますので、ぜひ遊びにいらしてください。

(※チケットを差し上げますので、ご希望の方はぜひお気軽にお声掛けください!!)

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