はつおい歯科室 べいちょうです。
皆さんは、人前で「緊張」ってされますか? 私は、実はとてもよく緊張するタイプです。
昨年の三線のコンクールでは、会場に自分の先生や師範、さらにその上の先生方や本部の先生方までいらして、あまりのプレッシャーに声も手もガタガタと震えてしまいました。 時々、倫理法人会で講話をさせていただく機会があるのですが、たかだか数分のスピーチであっても、やはり緊張してしまいます。
しかし、「緊張」というのは誰しもするものだそうです。 体の生理学的なメカニズムで言えば、それは**「興奮状態」**というのが正しい表現のようです。
昨年の三線のコンクールで手が震えた時、私の頭の中はぐるぐると回り続け、客席にいる色々な人の顔がフラッシュバックのように目に映りました。 私は緊張すると走る(演奏のテンポが速くなる)癖があって、心の中で「やばい!速い!」「タイミングずれた!」と大焦り。今まで一度も失敗したことのない部分で音が分からなくなり、危うく歌まで忘れかける……という、ほろ苦い思い出です。
こういうものは、やはり「慣れ」なのでしょうか。それとも「素質」なのでしょうか。
私はもともと、目立ったり「人から見られたりする事」が苦手です。 しかも、そもそも人の目を見て話す事すら苦手だったりもするので、根本的に「演奏者」には向いていないのかもしれません。
ですが去年、こども園で演奏する機会がありました。 その時ももちろん緊張はしたのですが、コンクールのような大きな失敗はなく。どちらかと言うと、ミスをしても「これはアレンジです」という事にしておける(誤魔化せる)くらいには、冷静に軌道修正ができたのです。 不思議なもので、こども園で演奏した時の方が、「子どもたちにカッコいいところを見せたい!」という「かっこつけたい欲」のようなものがあったのにも関わらず、です。
思い返せば、三線のコンクールの日は、会場に着いた時点ではさほど緊張していなかったのです。 なんだったら、出番の直前までいびきをかいて寝ていたくらいリラックスしていました。
それが逆に良くなかったのでしょうか。 急にエンジンを全開にしたことで、心身に大きな負担がかかってしまったのかもしれません。
「緊張」は、人間がパフォーマンスを発揮するために、体が必要だからこそ残した大切な機能なのだと思います。 しかし、うまい具合に付き合わないと、思わぬ大失敗の元にもなったりして。
そう言えばずっと昔、合唱でソロパートを任された時のことです。 本番中、全然違うタイミングで歌い始めてしまい、結果的に勝手に2回もソロを歌い上げてしまった事があります(笑)。 あれが「緊張」のせいだったのか、ただの勘違いだったのか、今となってはちょっと覚えていないのですが。
やっぱり、私は演奏者には向いていないのかもしれません。 それでも、舞台への憧れは持ち続けつつ、いつかこの「緊張」という興奮状態にも慣れて、上手く付き合っていけたらなぁと思います。


