手足口病

手足口病

はつおい歯科室べいちょうです。

手足口病てあしくちびょうご存知ですか?
子どもの間で流行しやすい病気で、いま浜松でも流行中だそうです。
病名の通り、手・足・口などに水泡すいほう(赤みを帯びたブツブツ)ができる病気です。
英語でもHand,Food and Mouth Deseaseと呼ばれていて、病態そのままの感染症。
おしりなどにも水泡が出来るそうです。

痒みと痛みが水泡部に出るので、食事や水を飲む事にも強い痛みが出ます。
「痛みで飲食が出来なくなる子どももいる」と学校で習っていました。
実は先日、私の息子もかかりまして。
痛そうで辛そうで、可愛そうでした。食べたり飲んだりが苦しそうで。

歯科医師として心配してしまうのは、歯ブラシが難しくなる事です。
やっぱり痛かったり、不快感が強くなるのでしょう。
なかなか歯ブラシも出来ません。

一方で、食べるものを柔らかくするので、どうしても歯に汚れがつきやすくなります。
(硬い食べ物や咀嚼が必要な食べ物は、歯にくっつきにくかったり、歯を掃除してくれた入りします)
それなのに、歯ブラシが出来ない。と言うのはどうしても心配してしまいます。

そんな時にコントロールするのは
糖質の量です。
むし歯は、むし歯の原因菌が砂糖を食べて始まります。
なので、砂糖を制限すればむし歯は起こらないんです。

むし歯のない部族に数週間、砂糖を多く摂取させた研究で、その後にむし歯が発見されるようになった
という実験の話を聞いた事が有ります。原典が不明なのですが。
この話で分かる事は

①砂糖がむし歯を作る
②むし歯を作る菌はむし歯が無くても、いる
③食事によってむし歯をコントロールできる

という事でしょうか。

かわいそうだから・・・とお菓子をあげたくなりますが、チョコなど歯につきやすいものは少なくとも避けましょう。
炎症があると唾液も少なくなり、唾液の能力も低下してむし歯になり易くなることが考えられます。

感染症は、怖いですね。
むし歯も、怖いんです。。

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