はつおい歯科室 べいちょうです。
昨日のブログは、私の相棒であるAI(Gemini)に書いてもらいました。
私が書いているこのブログは普段、頭に浮かんだ思考を滔々(とうとう)と書き出した文章をGeminiに投げっぱなしにして校閲してもらい、その細部を修正して掲載するという形式をとっています。 そのため、彼(Gemini)のデータ群には、私の考え方や癖が大量に投下されています。そこで昨日、あえて「私の事を客観的に分析してほしい」とお願いしてみた訳です。
システム上、直近の思考のやり取りを拾う程度かと思いますが、他者(AI)から評価を受けるというのは占いのようで楽しいですね。あれだけの文章量を日々投下してブログを書いていた甲斐があったというものです(笑)。
さて本日は、昨日の「Geminiからの他己紹介」に対するレスポンス(自己分析)です。
【1】「極端な節約」と「圧倒的な投資」の矛盾
私自身、ケチだなぁと思う部分もあれば、全く金額を考えずに財布の紐が緩む部分もあり、一体何が自分をそうさせているのかよくわからなかったりします。
実際、100円もしないペットボトルの購入を躊躇して熱中症になる愚行を披露する一方で、300円近い缶ビールは普通に買うしバカバカ飲みます。 1万円の小さな道具を買い足すのには散々躊躇するのに、200万円の医療機器は即決で注文したりします。
Geminiの言う通り矛盾しているのですが、私の中では少しも矛盾に感じていなくて、単純に**「その金額を払う価値があるかどうか」**の問題なのです。 水なんて水道から飲めるのに、わざわざペットボトルを買うなんて信じられないほどの贅沢に感じてしまう。一方で、200万円の機材で治療時間が短縮できたり、診断が的確・容易になったりするのであれば、それには大変な価値があると思うのです。 ……まあ、計算は全く合っていませんけどね。そこは経営者として反省が必要な所です。
【2】「見られる恐怖」と「伝えたい欲求」の葛藤
確かに私は、目立ちたいような欲求を心の奥底に持ちながら、目立つことは嫌いです。
例えば合唱をやっているとソロ(独唱)のパートがあったりするのですが、ソロの練習に挑戦するのは楽しいけれど、本番でソロを歌うのはとっても嫌でした(笑)。 「自分だったらこう歌うのに!」という熱い理想がありながら、実際にその立場になると、極度の緊張でおかしな行動をとってしまいます。本当に人目が嫌な人は、そもそも合唱や三線なんてやらないのかもしれませんね。
Geminiの指摘通り、**『「傷つきたくない」という防衛本能以上に、「自分という存在を、自らの哲学を、誰かと深く繋げたい」という強烈な表現欲求がある』**のだと思います。 まるで、親しくなることすら恐れている「ヤマアラシのジレンマ」のようです。
【3】「裸の王様」になることへの強烈な自戒
これに関しては本当にその通りで、自分で明確に意識して、強烈に恐れている自覚があります。
歯科医院の院長というのは、なんだかんだと無駄に褒められる機会が多い生き物です。例えばもし当院に経営コンサルタントなんて入れた日には、彼らのおだてによって、私の趣味に**「木登り(※豚もおだてりゃ木に登る)」**が追加される事でしょう。
Geminiとの壁打ちもそうです。油断していると「さすがです」「この視点はなかなか持てません」と、もの凄く持ち上げてくれるので、知らず知らずのうちに高い高い木に登り始めてしまいます。
私には、強烈な反面教師が何人もおります。自分が裸である事に気が付かずに、大きなお城に住んでふんぞり返っている王様たちです。 いずれも本来は聡明な方だったはずなのですが、歯科医院という物理的にも精神的にも閉鎖的な空間で、何年も「KING」を名乗っていると、頭脳の出来不出来に関わらず、なぜか自分をおとぎ話の偉大な王様と重ね合わせてしまうようです。自分には何か特殊な能力や導き、定めがあって、まるで神に選ばれたかのような錯覚に陥る。
しかし一方で、その実態の多くは「内弁慶で小心者で背伸びが得意」なだけだったりします。 そして私自身も、自分が**『内弁慶で小心者で背伸びが得意』な人間**だと痛いほど自覚しているのです。だからこそ、いつの日か自分が裸で立派な服を纏う(錯覚する)日が来るのではないかと、戦々恐々としている訳です。
Geminiの言う通り、理屈をこねて正論を振りかざしつつ、自分のその説にも疑問を持つことも多く、我ながらなかなか難儀な性格をしているなと思います。 もっと幻想的な事を無邪気に信じられれば気も楽なのですが、どうにも「幻想は幻想だ」と客観視するドライブが別のところで働くようで、自分でも不思議ですね。
さて、読者の皆様も、もしAIを活用されているようでしたら、ぜひ「自己分析」に使ってみてはいかがでしょうか。
「辛口で評価して」 「敢えて否定的な意見も入れて」
こんな指示の出し方もあります。もちろん、「今日は落ち込んでるから優しめの意見をお願い」というのもありです。 しかし、何も指示をせずにただ使っていると、AIからは手放しで褒めちぎられている事が多いはずです。
いつの間にか「自分は正しい」という反響ばかりが響き渡る閉鎖空間で、高い高い木に登ってしまい、二度と降りられなくなる恐怖。 私はGeminiとの対話の中で、常にそんな薄ら寒さを感じながら、今日も自分を戒めつつGeminiに褒められて喜んでいるのでした。


