はつおい歯科室 べいちょうです。
口臭のページの続きです。
Q&A この次は、何にしましょう?
Q&A

質問:「胃が悪いと口臭がする」って本当ですか?
回答:実は迷信です。
口臭の9割はお口の中に原因があると言われています。胃腸が原因の口臭もゼロではありませんが、どちらかと言えば腸の不調でガスが発生することなどが理由です。胃と口をつなぐ食道は、胃酸が他の組織を傷つけないように普段はしっかりと閉じています。そのため、胃から直接臭いがあがってくることは稀なケースと言えます。

質問:マウスウォッシュはどれくらい効果があるんですか?
回答:効果は一時的なもので、数分から数十分程度と考えてよいかと思います。口臭をなくすには、根本的な原因である【細菌の増殖】を抑える必要があります。
もちろん、緊張するプレゼンの直前や、どうしても歯が磨けない出先での商談など、活躍する場面があることも確かです。ただし、マウスウォッシュの使用後に、かえってお口の乾燥を招いたり、お口の中の細菌のバランス(細菌叢:さいきんそう)を崩すことで、結果的に口臭が強くなるという研究結果もあります。
マウスウォッシュを使った後には、必ず歯ブラシとデンタルフロス、歯間ブラシなどで物理的にプラーク(歯垢)を除去することをおすすめします。

質問:毎日しっかり歯磨きしていても口臭が気になります…。
回答:口臭の原因の9割がお口の中、さらにそのうちの6割が【舌苔(ぜったい)】にあるとされています。 舌苔とは舌の表面につく白い汚れのこと。舌苔には細菌がたくさん住み着き、垢や食べかすを栄養にして繁殖しています。舌苔が見られる場合には「舌ブラシ」や「タンクリーナー」といった専用の補助清掃具を使ってみましょう。
!!ここで注意していただきたいこと!!
絶対に「やり過ぎない」でください。
「1日1回、優しく撫でるだけ」にしてください。
舌は非常に敏感な組織です。誤った使用方法や、過剰な回数の使用が慢性的に続くことで、舌がんのリスクを高める可能性が指摘されています。また、舌の表面の長さや形には個人差があり、体調によっても変化します。「白いから絶対に悪い」ということではありません。 実は、咀嚼(そしゃく)が必要な葉物野菜を食べる、たくさん会話をするなど、お口の周りを活発に動かすことでも舌苔の減少が期待できます。 その他、むし歯や歯周病、歯並びの問題、補助清掃器具の正しい使い方など、まずは歯科医院で歯科衛生士に相談していただくのが一番安心です。

質問:子どもの臭いが気になります。子どもでも口臭ってあるんですか?
回答:はい。子どもでも口臭はあります。
一番多い原因は「お口ぽかん」です。専門用語では《口唇閉鎖不全症(こうしんへいさふぜんしょう)》という名前がついています。口が開いている状態では鼻呼吸が難しくなり、口呼吸になることでお口の中の乾燥を招き、同時に細菌の繁殖も引き起こしてしまいます。 口臭の直接的な原因は細菌の繁殖ですので、日々の歯ブラシと仕上げ磨きを丁寧に行うことと、口が開いている時にはお口を閉じるように“口うるさく”伝えてあげる事が大切です。
近年、マスク生活や会話の減少が、お口周りの筋力低下を引き起こしていると懸念されています。また、呼吸のしにくさから口呼吸を招き、それがお口周りの筋肉(口腔周囲筋)をさらに低下させることも指摘されています。 根本的な原因は筋力低下ですので、よく使って鍛えてあげる必要があります。お口を閉じて鼻呼吸ができるようになると、口臭やむし歯の予防効果があるだけでなく、歯並びや歯周病の予防にもなり、その効果は絶大です。更には口呼吸が風邪やインフルエンザにかかりやすい事も指摘されています。 一度身につけてしまえばそれが自然になりますので、ぜひご家族で一緒に頑張っていただきたいですね。

質問:自分の口臭に気が付けないのはなぜですか?
回答:嗅覚には「順応(じゅんのう)」という仕組みが備わっているからです。
新しい臭いには敏感に反応し、同じ臭いにはすぐに慣れてしまいます。ストレスを回避しながら新しい危機を察知するために人間に備わった武器でもあります。
「あの人は口臭がするのになぜ自分で気がつかないの?」
「人の口臭が気になった時、もしかして自分も臭っているのでは?」
心配になることがありますよね。そんな時は、そっと口をゆすいだり、唾液をまわして乾燥を取り除きましょう。ガムやグミを噛むことも唾液を出すのに効果的と言われますが、習慣的に噛み続けることでむし歯を招いたり、歯が欠けたり(破折)することもあるので注意が必要です。

