検診の重要性

検診の重要性

2023年6月26日

はつおい歯科室べいちょうです。

今回のブログは歯科健診を題材にしますが、当院で浜松市の歯周病健診は受診できません。
当院でも浜松市の歯周病検診・妊婦検診・三歳児健診が受信可能です。
詳細に関しましては、恐れ入りますが 歯周病検診/浜松市 のページをご参照ください。
検診実施医療機関は下記リンクをご参照ください。(R5/6/26に掲載10/19加筆しています。)
中区東区南区西区北区浜北区天竜区

少し前に話題になりました「国民皆歯科検診」まだ具体的ではありませんがご存知でしょうか?
「反発の声多数」というようなニュースを読んだことがありますが、皆さんはどうお考えでしょう?

浜松市には「歯周病検診」がありますね!

私はと言えばもちろん賛成です。歯科医師をしていると、本当に多くの方とお会いする機会があります。
そして、むし歯や歯周病の治療があると、「もっと早く来ていれば」という声が珍しくありません。
歯科健診は「もっと早く」来院する一助になるかなと思います。
全員が全員そうではありません。しかし、歯への関心が日本人は比較的低い、というのは事実の様です。

欧米の方がアジア人を見分ける時、歯を見るとすぐ分かると友人が言っていました。
日本人は、歯が汚くて口が臭い、歯の色が不揃いだからすぐ分かる、そうです。
欧米の人にとって、特にビジネスパーソンは印象が命です。
日本人は目を大切にしますが、欧米の人は特に口を大切にします。
日本に比べると、かなり意識が高いのです。

歯は、むし歯になると元通りにはなりません。
機能的・審美的な回復を歯科医師は行いますが、元に戻せているわけではないんです。
私の友人ですが、30歳で奥歯を抜いたそうです。「むし歯で抜いた」と言っていました。
年下の友人だったので余計にショックでした。

歯が1本なくなっても、まだ取り返しがつきます。
しかし、それでも通院を避けてしまったり、受診を避けてしまうと、「もっと早く来ていれば」になってしまうんです。
何本も抜いたり、何本も治療したり、本当に大変です。
まだ少ない時に、まだ軽度の時に、進行を止められていれば。そう思ってしまうんです。
しかし、失った歯や骨は残念ながら戻りません。

歯や骨を失うと
食べられなくなります。好きなものを好きなように食べるには、健康な歯が必要です。
喋られなくなります。慣れる事が出来ますが、やはりしゃべる事も難しくなります。
見た目が変化します。歯の高さや歯の位置で、見た目が老けて見えてしまう事が多いです。
これらから始まる、咀嚼不良や消化不良、コミュニケーション不良、精神衛生上の不良、などなど。
食は活きるうえで、必要な楽しみの一つだと思います。
人との良好な関係も、健康な生活になくてはならないものだと思います。
そのどちらにも負の影響を与えやすいんです。

歯周病検診は500円で受けられるそうなので、とてもリーズナブルです。
持ち物に歯ブラシも載っていますので、歯ブラシ指導も受けることが出来ると思います。

歯周病は重症化するまで症状がないのが特徴です。
むし歯も痛くなると手遅れの場合があります。
そうなる前に、症状が無くても保険治療を受けられるのが日本の素晴らしい点だと思います。
歯石がついた、少ししみる、顎が痛い時がある、などがあれば、
それが無くても受診していただきたいところです。

なかなかハードルが高いのが歯科医院や医療機関のもったいないところですが、500円で受けられるのは本当に良い事だと思います。是非、利用していただきたいです!

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