はつおい歯科室べいちょうです。
むし歯が出来てしまっていた事と、磨くのが難しい事から、親知らずの抜歯をさせて頂きました。
歯が骨を抱きかかえる様な形だったので、歯を分割させていただきました。
これがとても典型的なむし歯の進行だったもので、患者さんから許可を得て撮影と投稿をさせて頂きます。
が、人によっては苦手な方もいるかと思いますので、リンク形式ではらせて頂きます。
※閲覧注意※です。
上記の画像から別の記事へ飛べるようにしております。
むし歯は歯の表面についた細菌が作る酸によって作られます。
むし歯菌が砂糖を食べ、その代わりに酸を作り出します。
酸は歯の表面からミネラル分を奪い取ってしまいます。
それが続くと歯は柔らかくなっていきます。
柔らかくなった隙間に、また細菌が入っていって、そこでまた酸を作り
また柔らかくなって… そんな繰り返しがむし歯です。
むし歯で歯が柔らかくなると色が沈着し始めたり、歯が崩れる事色が変わってきます。
実際には、むし歯は毎日できて、毎日修復されます。
唾液に含まれるミネラルが酸に奪われたミネラルを与えてくれるからです。
細菌がいる時間が長かったり、酸を作る時間が長かったり、唾液が行き渡らなかったり
色々な要素でこの酸と唾液のバランスが崩れる事で、むし歯は少しずつ少しずつ進行します。
そんな進行の様子が見えてしまいました。
私、学生の頃に組織発生学がとても好きでした。最初は嫌いだったんですが、意地になって教科書を読み込んでいたら好きになってしまいました。
なんだかそれを思い出して、お世話になった先生方の顔が浮かびます。