はつおい歯科室べいちょうです。
鍼灸…東洋医学をもとにした鍼と灸による治療ですが、歯科医師が出来るってご存知でしたか?
私が学んでいた日本大学松戸歯学部では、5年生の時に『東洋医学』という単位がありました。
歯学部では珍しいと聞いた事が有りますが、歯科医療に関わる範囲において鍼と灸を行う事が許されています。鍼灸は歯科保険診療には収載されていないかと思いますので、保険外での施術を行っている医院もある様です。また近年注目されている漢方薬は保険にも適応され始めていて、歯科関連の痛みや顎関節症などにも保険内での処方が可能になっています。
そんな歯科鍼灸の導入セミナーを受講しました。(TIADS:東京歯科鍼灸統合勉強会)
久しぶりに経絡・脈絡といったお話を聞いて、懐かしく感じてしまったのは、日頃の勉強不足のせいですね。学生時代の講義では鍼の実習もしていて、相互実習で鍼を打った事もあります。手にある合谷という部分に、手の甲ほどの長さの針が入っていく感覚の不思議な事。
久々の受講と、内容もセミナーへの導入のセミナーだったので踏み込んだ内容はあまりありませんでしたが、東洋医学の教科書も家にありますので、久しぶりに開いてみようと思いました。
また漢方の処方箋は出せるものの、それを受けてくれる処方薬局さんも存じ上げず、また法律上「ここの薬局へ行ってね」というのは許されないので、何とも難しいところもありますが、少しずつでも守備範囲を広げられればと思っています。