胎児に影響する!歯周病の怖さ

胎児に影響する!歯周病の怖さ

はつおい歯科室 べいちょうです。

昨日、「妊産婦歯科健診の重要性」という講習会を受けてきました。
驚きの内容がたくさんあり、早速院内でも共有しました。

~概要~
・妊娠をすると50~80%の妊婦が口腔内環境の悪化を自覚している。
・特に前期は悪化しやすい。
・妊娠することによって、感染しやすく、悪化しやすい状態になる。
(特に前期に顕著で、産後に回復するとされている。)
・歯周病菌の投与実験において、歯周病菌がマウスの胎盤、羊水、胎児から検出された。
・早産・低体重児のリスクが歯周病によって2~3倍以上。
・妊婦の死因として可能性が高い妊娠性高血圧腎症でも、歯周病がある場合にm、リスクが2~3倍以上。

などなど。何となく知っていたものの数値として2倍3倍以上のリスクになる事は驚きの数字ですね。
兎に角、歯周病は母と子に甚大な影響を与えかねない危険な病気のようです。

私、以前に私の家のご紹介で、使う食器も分けている、という内容を書きましたが、これは必要がない。というのが2022年の研究データからお話されていました。
「そこまで気を使う必要はなさそう」というのが有川先生からのお話でした。というのも、4カ月の児童(まだ歯がない事が殆ど)からも、むし歯菌が検出された、というのです。これは今までの考え方からすると驚愕で、歯が生えてからむし歯菌は感染する、とされていました。4カ月というと、まだ母乳やミルクでまだ離乳食でもないかと思います。また、食器の共有や口移しだけでは、むし歯のリスクに変化は少なかったというデータも見せて頂きました。ですので、うつってしまう物なので、そこまで気をつけなくても、というお話でした。

知らなかった内容、驚く内容がてんこ盛りの講習会でした。
歯周病菌が胎盤や羊水、胎児から検出されたのは本当に驚きです。
改めて歯周病の脅威を知りました。

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