はつおい歯科室 べいちょうです。
ホームページのコンテンツ作成を続けていて、ふと名案を思い付きました。 このブログで少しずつ専門的な歯科のテーマを連載していけば、やがてそれが積み重なって、ホームページの立派なコンテンツになるのではないかと! という事で、久しぶりに「歯科の専門的な内容」をしっかり書いていくブログに戻ってみようかと思います。
究極のむし歯予防は「甘いものを食べない」こと
さて、突然ですが質問です。むし歯予防で一番効果的なのは何でしょうか?

質問:むし歯予防で一番効果的なのは?
回答:甘いものを食べない事!「そんな、元も子もない……」と呆れられてしまいそうなお話ですが、これは紛れもない事実です。 歯科ではよく「お口の中に良い菌/悪い菌が住んでいる」「生まれつき歯の質が強い/弱い」などと説明されることが多いむし歯ですが、実は、過去のショッキングな調査結果があります。それは、代々むし歯が全くなかった人々(民族)を、あっという間にむし歯だらけにしてしまう一番簡単な方法は「砂糖(加工食品)を摂取させる事だった」という歴史的な事実です。 もう少し詳しく言えば、未加工の肉・魚・野菜・果物だけで生活していた人々に、砂糖と小麦粉にまみれた“文明的な食事(加工食品)”をほんの少しの期間与えただけで、急速にお口の崩壊が始まってしまったのです。
柔らかい食事と、現代の子どもたちを取り巻く危機
「食習慣がむし歯を作る」。私たちは、この事実をどうしても見つめなおさなくてはいけません。
柔らかく、小麦粉と砂糖で加工された現代の美味しい飲食品は、むし歯を作るだけではありません。噛む回数が減ることで顎の正常な発達を促せず、結果として「歯並びが悪くなりやすい」という深刻な問題を引き起こすと言われています。
さらに、現代の子どもたちはこれに加えて、数年間に及んだマスク生活の影響や、オンライン化などによるコミュニケーション機会の減少(お口を大きく動かして笑ったり話したりする機会の不足)など、お口の周りの筋肉や機能が育ちにくい環境に取り囲まれています。
こうして考えてみると、むし歯や歯並びの悪化というのは、単なるお口のトラブルではなく、一種の「文明病」なのかもしれませんね。
まずは「知る」ことから始めましょう
歯科の専門的なブログ再開の第1回目から、いきなり少し怖いお話をしてしまってすみませんでした!
現代社会で加工食品や甘いものを「完全にゼロ」にするのは不可能ですし、私自身も甘いものは好きです。ただ、「むし歯や歯並びの悪化の根本的な原因(文明的な食事と環境)」を知っておくことで、日々の選び方や、食後のケアの意識は大きく変わるはずです。
これからも、皆様の健康を守るための正しい知識を、少しずつこのブログで発信していきたいと思います。

