はつおい歯科室べいちょうです。
仕事観というのは色々ありますね。
私は研修やセミナーに行ったりYouTubeなどでも見たり聞いたりで色々な組織の在り方や考え方を聞きます。特に歯科医院は特殊な組織でなかなか難しい環境で。私は勤務医として勤めていた期間に、新人として、チームメンバーとして、チームリーダーとして、色々な立場を経験することが出来ました。そして今経営者としての立場でいるわけです。
私のいた医院では毎年色々な研修を受けさせてもらっていました。歯科の研修もさることながら、マインド面の研修も色々でした。２日間の接遇研修、アチーブメントという自己啓発研修、すごい会議という会議の研修、花巻東高校野球部の原田監督の目標設定研修、などなど、たくさんの研修がありました。採用にも携わっていてスピーチや勧誘もたくさんしました。「やり方より在り方」と常々おっしゃっていた先生で、その先生も休みなく研修などに足を運ばれている先生でした。私自身も本を読むのが好きでしたし、研修を受ける事も好きでしたから、色々な勉強をさせていただきました。
当時は副業禁止だったのでそこの医院しか知らなかったのですが、今は他の医院でも働かせてもらっています。そうすると色々な医院があって楽しいですね。歯科医師という人種は変わった人が多いですから、歯科医院も本当に色々です。ちなみにですが、はつおい歯科室は副業OKにしています。色々なところで色々な考えややり方を知ることがスキルに繋がると思っていまして。それでまずは自分が！と始めたのがきっかけでした。
そんな訳で、色々な人・業種と関わる機会が得られています。ただ、私が関われる人は、殆どが“意識高い系”なんですね。そういう研修に出ていますから。なので、ふとした時に“そうでない人”を見かけると何だか居た堪れない気持ちになる事があります。一生懸命悪い方向に捉えてネガティブを全面に出す方、研修を受ける事が目的化してしまっている方、比較ばかりして落ち込む方、承認欲求に押しつぶされている方。たぶん研修を受けている人たちも元々そういった面があって、それを乗り越えたり受け入れたり、利用したりするために研修を受けていますが、研修を受ける事自体を否定される方も多くいて。研修を受ける事を蔑むような方もいて。本当に色々な人がいると驚かされたり楽しかったり、時に不快な思いもしますが。
自分の立場を見直してみるとやっぱり歯科医師というのは不思議です。歯科衛生士や歯科助手、受付など関連する業種の人は歯科医師の指示のもと働く部分が大なり小なりあるんですね。そうすると働き始めた瞬間から部下がいる様な感覚にもなります。年上で先輩だけど部下、みたいな感覚で何とも不思議ですがそれが歯科医師の役割でもあって、そこで勘違いしてしまうと裸の王様になっていくのかなと。そうなりたくないと常々思いますが、常に隣りあわせというか、裸の王様は自分自身の素養と周囲の環境が作り出すものですから、勘違いは簡単に起きそうです。誠実に誠実に自分の中の美しさを磨いていく事が大切なように思います。
