はつおい歯科室べいちょうです。
先日、スタッフに話していた事を少々。
私は仕事をお願いした時にその速さと質がどうだったかを見る様にしています。いちいちフィードバックはしませんが、色んな人がいます。遅くて雑な人・遅くて丁寧な人・速くて雑な人・速くて丁寧な人
2つの要素で見るとざっくりこんな感じですね。どの人が一番仕事が出来るのでしょうか。もしくは、自分はどうありたいでしょうか。
多くの人が仕事上で間違っているな、と思う事があります。それは、時間がある時にゆっくり仕事をして、時間がない時に焦って仕事をする事です。この人はだいたい失敗をする。というのは私の偏見ですが、あながち間違いではないと思っています。
時間がある時に急いで仕事をして、時間がない時にゆっくり丁寧にやってみると意外と上手くいくもので。時間がある時に急いでみると考えることが出来て、もっといい方法は無いかとか、無駄なことは無いかとか、思い浮かぶんですね。
とは言え私も書類仕事が大嫌いなので出来るだけやらない様にして焦って初めてやりますけどね(笑)
日頃の仕事はその様に頑張っていますよ、という話で。
「10x(テンエックス)」という言葉を聞いた事があるでしょうか?Google社の考えと取り組みの方法として聞きました。定かではありませんが。
10倍の成果を出すには?という思考法です。10倍の成果を出すには既存のやり方を踏襲したり促進したりする程度では達成できません。根本から考え直す・見つめ直す・変えてしまうことで大きな成果を出す方法です。
日本人は良く働く という言葉を聞いた事がありますでしょうか。これは誉め言葉なのか、どうか、微妙なところです。勤務医時代によく思った事があります。「頑張ったら仕事が増えるってどういう事・・・?」です。勤務していた医院は色々な事に取り組んで、個人的には楽しいところも多かったです。が、ある取り組みで成果が出ると次の取り組みの為に仕事が増えるんです。それは、何も止めないで新しい事を追加しようとするからです。結果、朝は7時前から全員が集まって会議をしたり、昼休みには休むことなく診療をしたり会議をしながら昼食を取って「昼休み」と言い張っていたり。診療後にも色々な仕事が待っていて、10時を回っていたり。残業代を払っていればまた違うのかもしれませんし、コミッションで成果報酬があればまた違うのかもしれませんが、全くありませんでしたので苦笑
仕事を増やす・責任を増やす 事は大切な事ですが、それに見合った報酬がないと唯々時給で言えば下がっていきますし、労働単価も下がっていきます。より短時間で、より簡単に、より多くの成果を出すことが仕事の本質だと思います。その時に不誠実な事があってはいけませんし、その時ばかりに目が行って10年20年先が見えていなければまた良くないと思いますが、それでも仕事をするという事はそういう事だと思います。
「Not ToDo List」というのもGoogleだったかと思いますが、まずやらない事を決める事が必要だそうです。ToDo Listをつくってやってみたら忙しくて続けられないという事が私も良くあります。色々な手法があって、どれが正しいとか間違っているでは無くて、まずやってみるのが大切だと思います。私たちの中にはみんな妖怪でもでもだってが潜んでいて、新しい事や知らない事を見つけると知らない間に私達を支配してしまいます。「言い訳の谷」なんて言ったりしますが。
何も考えないで与えられた仕事だけをこなしているのだとしたら、毎年給料が下がるつもりの方が良いかもしれません。だって、世の中が変化しているのに自分の仕事だけは変化が無いのだとしたら、価値は下がり続けるのが当然だと思うんです。しかも世界情勢に照らした日本の立場からすると、自分の価値を上げた人だけが今の生活を維持できる可能性がある、という感じです。避けられない事実としてそれがあるのだとしたら、「やるっきゃない!」って感じなんだけどなぁと、そんな風に思っていますが、これもまた耳障りの悪い事ですねぇ。