はつおい歯科室 べいちょうです。
稲盛和夫さんと言えば、伝説の経営者。
特に有名なのが、
人生の結果=熱意 × 能力 × 考え方
という方程式ですね。
アメーバ経営やフィロソフィー経営の生みの親であり、
経営界だけでなく人生哲学として多くの人に影響を与えています。
■「考え方」こそが最重要
稲盛さんは、三つの要素の中でも
「考え方が圧倒的に重要である」 と説いています。
理由は単純で、これは「掛け算」だからです。
- 熱意が高い
- 能力もある
- しかし考え方がネガティブ
だと、結果はマイナスに振れてしまう。
逆に、
- 熱意
- 能力
- 考え方
この三つがそろってプラスに大きいときに、
はじめて“良い結果”が生まれる。
この方程式を人生にあてはめると、
私たちが最初に身につけるべきは 技術でも知識でもなく「考え方」 だということになります。
■ しかし、現代で「正しい考え方」を身につけるのは難しい
一方でSNSでは、消費者マインド、被害者マインドなどがある種肯定されて、
時には“礼讃”すらされている気配があります。
ネガティブな心の持ち方でも、“それでよい” としてもらえる。
誰かのせいにしても、“仕方ないよね” と共感してもらえる。
これはある意味、居心地がいいのでしょう。
「考え方」がマイナスへ傾くのはとても簡単なのです。
だからこそ危険、だと思います。
「やり方」より「在り方」。
やはり、土台となる「考え方」が人の成長には不可欠なのだと感じます。
■ 「成長」を嫌う人たちへ
「成長」という言葉を嫌悪する人もいます。
しかし私は最近、
人は、成長か衰退かのどちらかしかない
この考えに納得しています。
生きていても、変化する。
死んでいても、変化する。
何もしていなくても、変化は続く。
つまり、現状維持という選択は存在しない…。
現状維持はただの「選択の先送り」であり、
むしろ最も悪手なのだと思います。
選ぶことができるのは自分だけ。
この“選択権”が人生の責任であり、自由でもある。
人生は難しいですね。
■ 選択すること自体が「負担」であるという話
スティーブ・ジョブズは
「選択する」という行為そのものが“脳の処理ロス”だとして
同じ服しか買わなかったと言います。
最初聞いたとき私は、
「洗濯が面倒だったのかな?」
と勘違いしました。
同じくデヴィッド・ベッカムは
“洗濯というロス”を嫌い、
着た下着はすべて捨てていたとも言われます。
選択も、洗濯も、
「意思決定」という高度な負担なのかもしれません。
そう考えると「どちらにしよう」という選択は省けるだけ省きたいものです。
それでも、選ぶしかありません。
それなら、どうせなら、スティーブジョブスの様に
「いつも成功を選択する」と決めておけばいいのかもしれません。
私はやる・やらないの2択がある時、苦しい方や馴染みのない方を選ぶようにしています。
と言うより「楽な方を選ばない」と決めていて。
「やらない」という選択は選びやすいんですよね。新しい事をやるのはストレスがあります。
すると、忙しいとか、家庭がとか、損をするだとか、無限に言い訳が頭に浮かびます。
それが大嫌いなんです。自分に都合の良い言い訳が脳内に浮かぶ自分に嫌悪感をいだくのです。
周囲からは大層不可解に映る様で、心配されることもあります。
あくまで仕事上や社会的な事ではそう。
日常はむしろ怠け者ですので、バランスを取っているのかもしれませんね。
生きるというのは何と難しく、楽しいのでしょう。


