捉え方と考え方

捉え方と考え方

はつおい歯科室 べいちょうです。

「仕事をする」というのは、人間にとって非常に大切な事だと私は思っています。

仕事をする時、自分中心の利己的な言動ばかりしていると、どうしてもうまく行きません。 なぜなら、仕事には必ず**「相手」**が存在するからです。

世の中には様々な仕事がありますが、「何らかの活動をして、他所から対価をいただくこと」を、いったんここでの『仕事』の定義とさせてください。

対価をいただくには、誰かに価値を認めてもらい、「それを欲しい」と思ってもらう必要があります。 さらに、「他でもない、あなたから買いたい(お願いしたい)」と思ってもらわなければなりません。 そう思ってくれる「相手」がいないと、仕事は成立しないのです。

ただ、サラリーマンやOLと言われるようなお仕事では、直接的な「お客さん(相手)」が見えにくい事もあります。 その場合、身近な「相手」となるのは、上司だったり、部下だったり、同僚だったりします。

どんなに正論で相手を論破しようと、会社員がその組織で成功するには、周囲に認めてもらう必要があります。 取引先にだけ認められても、組織内で認められなければ昇格や昇給には繋がりません。 反対に、社外の取引先に気に入られたいからといって、自社が不利益を被るような契約をとってくれば、それは降格の対象になるはずです。

「相手(お客さんや仲間)」に認められようとする努力は、非常に清々しく、素直な努力です。

しかし、この**「相手」を見誤ると、周囲も自分も不幸にしてしまいます。** 世の中を見渡すと、この勘違いをしている人が、とても多くないでしょうか?

一番多いのが、「相手」が「自分自身」になってしまっている人です。

  • 「自分がこれだけ頑張ったのだから、報酬をよこせ」
  • 「自分が納得いくまでやったのだから、評価されるべきだ」

これは、相手の要求や要望を叶える努力ではなく、「自分自身がお客さん」になってしまっている状態です。

私たちが生きていくために使うお金は、基本的には「よそ様」から回ってくるものです。使えばまた他所へお返しする事になり、経済は回っていきます。 つまり、「よそ(他者)」が「相手」でなければ、決してお金は回ってこないのです。

「自分」を「相手」に選んで仕事をした場合、お金を払ってくれるのは「自分」しかいません。 たまたま自分の自己満足が世間に大ウケした、というごく一部の天才が偶然に才能を買って貰える事はあるのでしょうが、それは稀なケースです。

だからといって、他人に媚びを売る必要はありません。 大切なのは、**「何をしたら相手が喜ぶのかを想像し、考えられる能力」**です。

相手の目線で物事を考えるというのは、日々の努力の積み重ねです。 日頃から意識して他者を見ていなければ、いざという時にその能力を発揮することは不可能です。

その意味で、「仕事をする」という事は、本当にすてきな事だと思うわけです。 自己満足だけを考えていては、絶対に仕事は成り立ちません。

  • 同僚の為、お客さんの為、家族の為……「多くの人の為」に働ける人。
  • 自分の評価や自己満足といった、「自分の為」にしか働けない人。

仕事には向き不向きがあると言われますが、根本的な分かれ道は、その人の**「考え方と捉え方」**なのだと思います。 人を大切に出来るかどうか。感謝をする事が出来るかどうか。

仕事をして時間を費やしたのだから、お金を貰うのが「当たり前」……と、普通は思いますよね。 でも、決して当たり前ではないと思うのです。

単に「頑張った」「苦労した」という事実ではなく、その労力のベクトルがしっかりと「相手」に向いていなければいけません。

その意味でやっぱり、仕事というものは、人の成長に欠かせない素晴らしい修行の場なのだと思います。

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