はつおい歯科室べいちょうです。
浜松市歯科医師会 学術部主催の学術講演会に参加してきました。
奥羽大学歯学部教授の山森撤雄先生のご講演です。
パーシャルデンチャー(部分入れ歯)についての講義です。卒業後に臨床の先生から教わった事と、卒業前に教わっていた事の違いを改めて感じました。卒業後に「そんなのはダメ」「それは失敗する」「それは必要ない」と散々言われていた事が、やっぱり必要だったですよね。そんな事をもう一度思い出させていただけるような内容でした。
講演会にはたくさん先生がいらしていて、やはり歯科医師は勉強家が多いなと思いますね。勤務医時代は行きたい講演や講習も時間的に参加できない事ばかりでしたから、参加できることが嬉しいです。
基礎的なデータを示して頂けていて大変分かりやすく、パターンごとの変化についても、実践せざるを得ないような内容でした。学術部の先生方が事前に出して頂いていた症例ごとの質問も、日頃の悩まされる、共感できるものばかりで、そこへのお答えも頂けた事も大変勉強になりました。
実践項目
・印象の重要性（概形印象の精度が大切・加圧印象で作業模型を作りましょう。）
・設計の重要性（支台歯の選択・鈎の選択・把持効果の最大化）
・安易な挙上は慎重に。
・メンテナンスでは床と粘膜の浮き上がりを検査する。
