やってみせ

やってみせ

はつおい歯科室べいちょうです。

山本五十六の言葉だそうです。「やってみせ」ご存知でしょうか?

当院スタッフに「山本五十六、知ってる?」と聞いたところ、みんな知らないようでした。
私も詳しくはありませんが、連合艦隊司令長官で大東亜戦争初期から第二次世界大戦に突入する事を予期していたとか、それを回避すべく尽力していたとかというのを読んだことがありますが、そこは本題ではありません。

「やってみせ」から始まる山本五十六の名言が有名ですよね、というお話です。

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ。
話し合い、耳を傾け承認し、任せてやらねば人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば人は実らず。

この3節は意味が深いなと、思います。教育者や権威者の心の在り方を説いている様な。
人に教えるというのは教わる側にとっても教える側にとっても、大変なストレスがあります。
お互いの向かう方向が少しでもずれると、齟齬が生まれます。

仕事が、ただ仕事、になっている人が多いように感じて、少し悲しさがあります。
仕事の為に努力する人が日本にはいないそうです。
本を読む人も、日本にはいないそうです。

仕事中にマニュアルやメモを見るのは、私はカンニングだと思っているんです。
私が治療中に、歯を削っている最中に説明書を取り出して、「えーっと次は…」なんて度々手を止めたら、絶対治療を受けたくないですよね。美容室へ行って「この髪型に」と伝えた後で、髪を切り始めたと思ったら「次はどうすれば良いかなぁ」なんて本を読み始めたら、不安しかありませんよね。それを仕事とは呼べないと思うのです。仕事は人からお金を頂いて、価値を提供する事だと思います。仕事に入る前に、価値を提供できる知識や技術が必要だと思うんです。もちろん、初めて触る、初めて知る物もあります。が、すべての物事を仕事の時間だけを使って覚えよう、体得しよう、などというのは、中学生のアルバイトでも通用しないと思うのです。その点、はつおい歯科室はスタッフに恵まれているなと、思いながら、自分の前提で動いてしまう危うさも感じるのでした。

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