はつおい歯科室 べいちょうです。
6月18日に、惑星直列を眺めました。(この記事は6月19日に書いております。)
その日の直前、テレビで「今日は惑星直列が観察できます」と放送していました。我が家の息子は星空を眺めるのが好きで、楽しみにしながらも、食べるのが遅くて見逃してしまいそうでした。
天体望遠鏡で捉えた「水星」と、月のクレーター
キレイに欠けた三日月が大きく見えて、そのすぐ下にある金星と木星は普段から見えやすい明るい星で。一番下にあるはずの水星が見えないかと目を凝らして、それがあるかと思われる場所を眺めること数分。「あれか??」という光を発見し、天体望遠鏡でも見る事が出来ました。
まだ明るい時間帯で、本当に見えているのか、見たくて見えてしまったのか半信半疑でしたから、望遠鏡でとらえる事が出来てとても嬉しかったです。水星を水星として見たのは初めての経験でした。
私たちの目と、それを処理して認知する脳の力は異常に高性能だそうです。 月が綺麗だと思って写真に撮ると、あまりに小さくて不満に思ったりしますよね。同じ場所から同じようにレンズから覗いているのに、目だけで見た本物の月と、画面に映った月とは、まるで別物として認知されます。
その日の月は三日月形で、背景の空がまだ明るく、影になった面まで全体が丸く見えました。一度望遠鏡をのぞいてから、それを外して目で月を見つめると、見えるはずもないクレーターが見える様な感覚になります。本当は良く見えないはずの、月の照らされた面と影の面の境目が、クレーターで凸凹に見える様な感覚にもなるのです。
私は目が悪いので、絶対に見えていないはずなのですが(笑)。
見えているのに見えない「インビジブルゴリラ」
一方で、私達には「見えているものを見ない」機能も備わっています。
「インビジブルゴリラ現象」という言葉をご存じでしょうか。 幾つも実験が行われていて、バスケットボールのパス回しの動画に現れ、ゆっくりと横切る着ぐるみ姿のゴリラや、レントゲンの専門医に見せられた「ゴリラが映った胸部レントゲン写真」などがあります。 結果として、バスケットの動画では約半数がゴリラに気付かず、レントゲンの専門医に至っては80%以上がゴリラに気が付きませんでした。
それぞれに「パスの回数を数える」「肺の異常を探す」といったタスクが課されて、それに集中した結果、それ以外の存在(ゴリラ)に気が付かなくなってしまう現象です。これは私たちが備えている昨日のひとつです。
忙しい現代、色々な事に気が付いてしまうと疲れてしまって、日常生活に支障が出るとすら言われます。日常に現れる無数の「ゴリラ」にいちいち気をそらしていては、何もできなくなってしまうのかもしれません。
情報過多な現代と、スマホという防具
私も人混みへ入るとどっと疲れます。関東に住んでいたころは満員電車と満員のバスが日常でした。私も色々を気にしてしまう一員で、スマホや本に集中していないと頭がパンクしてしまうタイプです。最近はHSPなどと言うようになりましたが、それなのかもしれませんね。
電車内で全員がスマホに見入る写真が度々注目されますが、あれは生きていく上で必要な事なのかもしれません。 上の世代の人からしたらダメな光景と映る事だったりもするかもしれませんが、電車で平気でタバコを吸っていたような世代が何を言うか!という感じじゃないですか(笑)。
友達と並んで座っているのにそれぞれにスマホを見て何も会話をしなかったり、真横に居るのにSNSやチャットで会話をしたりする世代に突入している現代人。
それが単純に都合が良いという一方で、もしかしたら溢れる情報から自分を守るために、今の社会には「それが必要な事」なのかもしれませんね。


