アイデアと「後始末」。終わらせたくない小説と、私が歯科医師になった理由

はつおい歯科室 べいちょうです。

みなさんは、思いついた事を実際に形にするまで出来ていますか? 私は「出来ている」と言いたくて色々とやってみるのですが、実際のところ、結構取りこぼしています。

私の場合、アイデアはどんどん思いつくのですが、それを実際に形にするまでの力がどうやらあまりないようです。 きっと思いつきがその1つだけであれば出来るのかもしれないのですが、たいてい次を思いついて、また次を思いついて……としているうちに、いつの間にか過去のアイデアを忘れ去ってしまいます。何度かそれを経て、同じことが何度も頭に浮かんで、初めてちゃんと実行計画まで立てるような感じです。

「物語の完了」が怖いのかもしれない

昔から片付けが苦手で、「後始末」というのがどうも出来ていないんですね。思いついたらやってみて、完了を待たずに次へ行ってしまう。よろしくない癖です。

もしかしたら、私は「物語の完了」が怖いのかもしれません。

わたし、小説が好きでよく読むんです。正確には、昔よく読みました。今は全く読まないのですが、大学生の頃には1日に2~3冊読むような本好きでした。 でも、不思議なことに結末が近づくと、一気に読む気が失せてしまうんです。話が終わるのが怖いのか、先の展開が見えたとたんに興味を失ってしまうのか。大好きで夢中になって読んでいたのに、「結末を知らない本」が私の本棚にはたくさんあります(笑)。

これも何か、私の逃避の癖なのかもしれません。 「この話、終わってほしくないな」「このワクワクをずっと味わっていたいな」。そんな感覚になると、そのまま本を閉じて読まなくなってしまうのです。

最終章から読む知人と、私の選択

しかし私の知人には、なんと「最終章から読む」という人がいます。 全部の結末を知ってから、中身を見たいのだそうです。「ミステリー小説でも、私は犯人を知ってから読むから、全部がサスペンスになるのよね」と言っていました。

私とは全く感覚が違うのでしょう。その知人は「ワクワクなんか本に求めてない」と断言していましたが、私には謎でしかありません。

どっちが良いとか悪いとかいう話ではないのですが、物事の後始末が出来ないというのは、少し考えものですね。 もし、思いついたアイデアの全部を形になるまで完了できていれば、もしかしたら今頃「発明王」に成れていたかもしれない。……なんて小学生の時に思っていたのですが、全部をかたちにできていない私は、縁あって歯科医師になりました。

もちろん治療はしっかり完了できますのでご安心ください。
治療に発明はありません。教科書通りの治療が最高の治療だと思っていますので。そこでは発動いたしません。

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