MSレポート13

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2024年3月29日

はつおい歯科室べいちょうです。

先週の土曜日に受けたセミナーですがサボってました!

現在はお父様の家業を手伝いながら、ご自身の仕事もされている方のお話でした。
元々はバブルの只中に歯科衛生士になられたそうですが、仕事はいわゆる「ママ」をされていたそうです。他県で数点を経営され、たくさんの従業員を抱えている中でお母さまが倒れられ、店には後継者を立てて、と考えられていたそう。ずっと働き通しで人生をかけて来たお店だったかと思うのですが、後継者が見つからず、店を閉めて帰る という選択をされたそうです。家業の手伝いは「絶対にしたくなかった」そうなのですが、店を閉めて家業を手伝うという選択は何故だかすっとできたそうです。それは日頃から考えられていた「整理収納」からだと思います。たいていの人は、過去のコストに囚われて更にコストを払ってしまう物ですが、思い切って捨てる事で新しい道が開けますよね。捨てる時には怖いですが。

「経営力を磨く」というタイトルで他にも3名の方からお話を伺ったので併せてレポートです。

税理士事務所を複数経営されている方のご講和です。現代に求められている経営は何か、という所から話が始まりました。結論から言えば「生産性の向上」ですね。労働時間を減らして給料を上げなさい。それが国としての方針です。一方で企業としては、利益を上げるのが企業の根本です。単純な計算をすれば、労働時間が減れば生産が低下して利益が下がります。給料を上げると人件費が増えて利益が下がります。そんななかで企業は利益を上げて、税金を納め、社会に還元しなくてはいけません。そんな時に必要なのは、何なのか。そんなお話でした。経営者の心と魂の在り方が社員を豊かにし、その社員がお客様を満足させ、その時初めて売上というものが生まれる。まずは経営者の心と魂、覚悟や受け止め方が必要である。そして「これがよい」と何事も肯定していく力が必要である。そんなお話でした。また、「売上」と「経費」について『「売上」は人にしてあげた量、「経費」は人にしてもらった量、人にしてあげた量が人にしてもらった量を上回ると初めて利益が生まれる』というお話を伺いました。すっと腑に落ちました。人に渡す事が多ければ、金銭は自然に集まるものだ。そんなお話をされていました。

生コンや足場事業をされている方のご講和です。人よりも優れている、自分がやればどうやってもうまくいく、そんな考えを以前は持っていたとお話されていました。代々の家業を継がれて売上を6割増やし、自分は正しい!と思われていたと言います。「今考えればバブルの波に乗っていたにすぎない」という様なお言葉を使われていましたが、バブルが過ぎ、売上は半分以下になり、従業員は殆どが退社し、一方で自分は“つきあい”で朝帰り、重役出勤が当たり前、元々先輩であった部下を怒鳴っていた、などもお話されていました。悪い事を人のせいにしてばかりだったと振り返られ、まずは自分を変えなくてはいけないと、行動に移したことで、初めて感謝の心が芽生えた、と仰っていました。責め心でなく相手を想う心で接する事で、これまでは回収不能になっていたようなものも、今では入金遅延も怒らないそうです。一時辞めてしまった職人さんや事務員さんが復職してくれたり、人を連れて来てくれたりして、また驕りがあったとの事で、また感謝の大切さを思い出しているというお話でした。

料理屋を複数営まれている方のご講和です。生れが貧乏で、兎にも角にも稼ぎたいという思いで育ったそうです。父親の手伝いで魚の下処理を朝、学校肉前にされていたそうで、一年中だったので冬は寒い中でも洗って捌いての毎日だったそう。勉強が出来たので弟にも応援してもらい高校に行かせてもらったものの、生活が生ぬるく感じて「自分の力を試したい」という思いから魚の行商を始められたそうです。「稼ぎたい」という思いで盆も正月もなく毎日働いて、半年もたつと、「稼ぎたい」よりも「喜ばれたい」思いが強くなったそうです。行商には縄張りというものがあったそうで、競合とのいざこざもあったそうですが、自分が譲る事で刃傷沙汰も避けられ、一方でお客さんからは「あなたから買うから待ってた」と言って頂けたそうです。「喜ばせたい」「応えたい」を動機に働いていたからか、競合が出ても問題にはならなかった、と仰っていました。そうは言いつつも欲が出て、楽して稼ごうとしてしまったそうです。色々な事に手を出され、失敗をしたりケチをしたりして、ある日、大きな事故に遭われたそうです。全身火だるまで、それでも痛みを感じなかったほどの大火傷をされて、医者からも匙を投げられ、そんな中で入院し、心を入れ替えたところ、すっかり火傷が治ったんだ というお話でした。人の「心」は知らず知らずに選択をしているから、まず「心」が大切なんだ、そんな話からたくさんのエピソードをお話されていました。

〇実践項目
・「目下のだらしなさを喜んで始末してやる」…喜んで始末、という事からほど遠いので、「これが良い」の気持ちを持つ
・心の在り方を見つめなおす。隙が必ずあるので、それは人や物が教えてくれる。
・執着心に気付く ものが捨てられないので。。

明日の朝もMSです!

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