「人生で一番大変な時期は?」と聞かれて。目の前の波と向き合う日々

「人生で一番大変な時期は?」と聞かれて。目の前の波と向き合う日々

はつおい歯科室 べいちょうです。

前回、月の初めは忙しくて……なんて事を書きました。 実はもう一つ忙しい理由がありまして、私は昨年から「浜松合唱団」に所属しています。

合唱団の練習が水曜日で、歯科医師会の会議も同じ水曜日なのです。

浜松合唱団の練習に顔を出して、1時間ほどで移動して歯科医師会へ向かいます。 仕事の都合で遅れて来られる方はいらっしゃいますが、途中で抜ける方は殆どいらっしゃらないもので、何だか気まずい心地です。 たまに他所の医院さんでお仕事をする事もあるもので、そうすると合唱団の練習へも遅刻してしまいます。遅れて来て早く帰るなんて、何ともあわただしくて失礼で、申し訳ない気持ちになりつつ……しかしまぁ、考えても仕方ないかと、その場その場で真剣に全力でやっていくばかりですね。

そんなあわただしい水曜日を過ごしていると、時々思い出すことがあります。私の以前の勤務先でのお話です。

中学生や小学生を相手に、職業紹介をする機会が毎年ありました。授業にあたって、生徒たちが従業員への質問を考えてくれます。 その質問の中に「人生で一番大変な時期はいつでしたか?」というものがありました。

私は「今。常に今。」と返答を書きました。

歯科医院への質問票ですから、答える従業員は殆どが女性です。女性というのは優しくて、しっかりと丁寧な文章を書くんですね。周囲が4〜5行ほどの回答をしている中、私はたったの1行、2文でした。

私はブログを書く時にはこんなにたくさんの文字を打ち出しますが、現実で話したり書いたりする時には「どれだけ短くできるか」を常に考えています。 「本日晴天なれども浪高し」みたいな感じです。

そこで出た「今。常に今。」という私の回答なのですが、それを見た勤務先の院長はお怒りでした。 「なんだこの回答は!ふざけてんのか!!」という声が、遠くから院内に響きました。私は「でも本当だし。」と思ってスルーしていたのです。

すると後日、スタッフが別の機会に院長へインタビューをする事がありました。 同じ質問で「人生で一番大変な時期はいつでしたか?」と聞くと、院長はこう答えていました。

「今。常に今ですね。」

私は笑いをこらえて外へ出ました。「怒ってたのにパクってるじゃねーか!」と、後でみんなと笑ったものです。思い出話が長くなりました、すみません。

常に今が忙しい。常に今が大変というのは、良い事だと思っています。 乗り越える波は毎回毎回高いものの、一方で「乗り越えられなかった波が無いからこそ、常に目の前に集中できる」のだと思うのです。

もし、乗り越えなかった波、失敗してしまった波や、回避してしまった波がたくさんあったりすると、人は過去の一定の嫌な記憶に縛りつけられて、一生をその時の後悔で塗りつぶしてしまう事が起こったりします。

色々な部分で、私はその勤務先の院長と似ている部分がたくさんあって、そんな「今。常に今。」を生きる不器用な部分も似ているのかなと、今になって思います。

過去の失敗の後悔を続けるか、経験として活かすのかは人それぞれです。人の自由です。 常に目前の波と勝負するのか、過去の波に翻弄されるのか。あるいは、将来のまだ見ぬ波にワクワクしたり、戦々恐々としたりするのか。それも人それぞれ、自由ですね。

私は今も、人生で一番大変なのは「今。常に今。」です。

成長していないと考える事も出来るし、そういう性分なのだと思う事も出来ます。軸があるという言い方もできるし、頑固な馬鹿者とも言えるかもしれません。 人には色々な面があって、それを見る人もまた、色々な視点と色々な偏見をもっています。

当時の院長が「ふざけてんのか!!」と怒った一方で、もしかしたら自分の中にもそんな「常に今と戦っている自分」がいて、同族嫌悪のような形で否定したかったのかもしれません。 色々な人がいて、色々な時期があって、そういうものだなと。

忙しい時も、ゆっくりできる時も、その時その場面で、目の前の波に対して一つ一つ真剣にやっていきたいなと、思うのでした。

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